掛軸 長さの調整と修理

こんにちは。五番館の池田です。


本日は県内のお客様より、総丈(長さ)の調整と修理のご依頼を頂きました。



紅葉美人画です。


一般的な掛軸の長さは、1m80cmから1m95cmくらいまで、

作品の大きさや、掛ける場所などによって仕上がりが異なるのですが、

こちらの掛軸は2mを余裕で超えています。


五番館の工房では大きな掛軸も掛かるように天井が高くなっているので

普通に掛かっているように見えますが、一般のご家庭では着地してしまう可能性が高いですね。

このように掛ける場所に対して長すぎる掛軸は縮める事ができます。



裂地の色からお分かり頂けると思いますが、写真左下の部品が天(上)の裂地、

写真右下の部品は地(下)の部分から切り出しています。

作品本紙の周りの裂地の大きさは、掛軸を壁に掛け、少し見上げた際に

最も美しく見えるよう計算されています。

掛ける場所や、ご希望の長さに基づき、加工後も見た目のバランスが崩れないように、

慎重に計算した上での調整が必要です。


最後に風帯を取り外し、調整後の長さに合わせます。



次は掛紐が切れてなくなっている掛軸です。



古くなって劣化している、鐶 (かん)という紐を結ぶ金具は、抜けたり折れたりする

可能性がありますので、新しい金具に打ち替えます。


これでまた掛けて頂けます。





五番館ではご予算に応じた表装、額装、修復を承っております。


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