掛軸再表装 達磨(だるま)笹渡りの画

こんにちは。五番館の池田です。

今回は愛知県のお客様より掛軸再表装のご依頼を頂きました。


※再表装とは

掛軸が古くなり、破損したりして掛ける事ができなくなってきたものや、

作品にシミや汚れが付いてしまったものを、一度分解し全て清掃をした上で

再度、表装をやり直す作業になります。 



 今回はこちらの"達磨(だるま)笹渡りの画”です。

達磨とは中国で活躍した禅宗の達磨大師のことですね。



波の上を笹で渡る、雰囲気のあるカッコいい図柄ですね。



なかなかの傷み具合です。特に正面のシミは何でしょうか。

こういった大きなシミは、雨漏りや台風などで一度水没してしまっている

可能性もあります。



その他、折れや剥がれ等、随所に見られます。



分解後、洗いの作業を施します。

色落ちの危険がありますので、先に色留めの作業を施しておきます。

汚れは落ちて欲しい、しかし色は落ちて欲しくない、という難しい作業ですね。



今回はお客様より、丸表装(明朝仕立て)から三段表装への、換装を承りました。


順調に作業を進め、このような仕上がりとなりました。



シミ汚れは洗浄作業にて違和感無く落とすことができました。



裂地は正絹、波模様。

一文字、風帯も渋めの裂地を選択。


メールにてお客様へ裂地の候補を数種類ご提示し、その中から選んで頂きました。



軸先(軸頭)は達磨大師の衣の色に合わせ、黒に朱色の研ぎ出しの物を取り付けました。



お客様にご満足頂けたようで幸いです。




今回ご紹介の表装のご案内


正絹 尺五幅 三段表装 再表装


再表装には、旧掛軸解体、旧裏打ち紙の剥がし、水洗い、薬品洗い、脱酸性化処理、

和紙裏打ち、補筆を含みます。(状況に応じて作業内容、料金は変わります。)


大切な掛軸、作品は傷みきってしまう前に修理をお勧めします。

作品を拝見しお見積りしますので、メールやお電話でお気軽にお問い合わせください。


長期の使用を想定した、和紙手打ち三枚裏仕様。 

全ての材料と工程にこだわった表装です。



表装、額装、修復の五番館

五番館ではご予算に応じた表装、修復を承っております。


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